今年、知り合った友だちがいて、一歳下なのかな!? で、高校生と社会人の子どもさんがいてて、それまではあんまり、悩みごとがないような、全然、明るい感じの友だちだったんです。
いつも昼にランチとか、お茶をしてて、「家が近いから、ちょっと、飲みに行こう 」っていう話をして、行った時に、息子さんのことで、“起立性調節障害”だったかな!? 朝、起きるのがちょっと、苦手というか、そういう症状があって、それが小学校・中学校ぐらいから出てたけど、はじめって、結構、気づかれない病気なんですよね。
その友だち、お母さんも「“怠けてるだけ”って思っちゃって、叩き起こして、送り出して、『なに、サボってんねん!』みたいなことでやっちゃって……、あとで“病気があった”ということがわかった」って。
それで、「今、学校に行ったり、行かなかったりという状態なんや」っていうことを、すごい、 一気に、“そんなにお喋りする人やったんや”っていうぐらい、一気に話してくれて、で、聞かせてもらって……。
私は子どもとかいないので、子どもに対して、どうとか、そういう、なんて言うんかなぁ? アドバイスって言ったら、ちょっと、おこがましいんですけど、そういう話はまったくできへんけど、「そうなんや、そうなんや」って言って、ずーっと、ずーっと、ただ、ひたすら、聞かせてもらったんです。
そしたら、みなさんのお話であるように、やっぱり、なんも解決はできないんですけど、「すーごい、楽しかった。スッキリした」って。めっちゃ、なんか、「話、聞いてくれて、ありがとう」って、「また行こなー!」と言って、帰って行ったのを見て、本当にできることって、寄り添うというか、聞くことしかできないけど、“それでいいんや”って。そういうことを、すごい、この、こころの会の『聞く 語る』で教えてもらったなって。
今までやってても、“なんとかしてあげなきゃ”って。
“何様やねん!”って思っちゃうけど、“なんとか、この人の悩みを解決してあげたいな”っていう気持ちが出てきて、できない自分がすごい情けないというか、“役立たずやな”って思ってしまったんですけど……。
そうじゃない。ただ、ただ「聞く」っていう、寄り添うことが、いかに難しくて、大切なことかを、その友だちのおかげで私も気づくことができて、ここでもまた、そういう話をさせてもらえたらなと思って、今、お時間いただきました。ありがとうございました。