最近、起こったことですけど、主人はサッカーをずーっと、やっているんですね。私たちが独身の頃から、主人はサッカー仲間と一緒に過ごすことが多くって、毎週、サッカーをやりに行っているんです。みんな、歳をとったんですけど、あいかわらず、やっていて、その仲間に呼ばれて、私も飲み会に初めて、重い腰を上げて行ってきました。
おじさんばっかり、9名。主人を入れて10名の中で、出たお料理というのが“モツ”とか、“ホルモン”だったんですね。で、それを私は全然、食べられなくて、濛々たる煙の中で、みんな、ジュウジュウ焼いて、「おいしい、おいしい」と言って、食べていました。
私自身、食べられないものですから、「私はイイよ」と言いながらも、1枚、2枚、焼いたのを、「一番に食べて、ミッちゃん」とか言って持ってきてくれたのをちびちび食べながら、ようやくの思いで、2枚ぐらいは食べました。あと、他のものも出たもんですから、それはそれで、自分なりに良かったんですね。
みなさん、盛り上がって、楽しそうにお話していて、“あぁ、主人はこういう仲間と、あいかわらず、人生、楽しんでいるんだなぁ”と思って、飲みに行っては遅くなってくる主人に、よく腹を立てていたんですけれども、“あぁ、楽しいのも無理ないなぁ”というのが、少し理解できました。
なので、これからはうるさく、「お酒、また、飲み行くの?!」とかっていう言い方は、しないようにしようかなと、こころを改めた部分もあったんです。
でも、そのあとがちょっと、大変で……。
「2次会に行く」って言うので、私はお酒を飲めないので、5、6人乗せて、2次会まで行って、私は先に帰ってきたんです。
そしたら、やっぱり、食べるものが少なかったせいか、お腹が空いてしまったので、“ラーメンでも”と思って作って、食べたところに、主人が遅れて帰ってきて、「なんか、足らなかったのか?」って言うので、「ちょっと、足らなかったかも」って。「やっぱり、ホルモンとか、食べられなかったので、お腹すいちゃったかなぁ」っていう話をしたんです。
それを「うちのカミさん、何も食べられなかったぜ」とかって、話しちゃったみたいで……。本当に、あからさまに何でも言ってしまう主人に、“ここがイヤだったんだなぁ”っていうところも思いながら、しばらく、腹を立てていました。
“せっかく、呼んでいただいたのに、「食べられなかった」って言われたら、やっぱり、面白くないんじゃないかな”って、私の思いで、一方的にそう思っていたんですね。
で、主人に「そういうことを言わないでほしい」ということを話したんですけど、「もう、話しちゃったもん!」みたいな感じで、本当に、“主人の口に戸は立てられません”っていうタイプなんです。
だけど、まぁ、ちょっと、少し時間を置いて、考えてみて、今日、みなさんのお話を聞いていたら、それは私がそう思うことであって、“主人は主人の仲間との関わりの中で、そのぐらいのことは話しても、笑って済むんだろうな”って。なんか、ちょっと、落ち着いた気持ちになってきまして、“あぁ、もうちょっと、おおらかに受け止めよう”と、今、思い直したところです。