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気が付けば私の道が
山田栄子
3年前、息子が高校を卒業しまして、就職っていうことで就職しました。
でも、1ヶ月もしないうちに、辞めちゃいました。どうして、この子は、世渡りが下手だし、すぐ仕事を辞めちゃうし、“なんで! なんで?”って、子どもを責めていた自分っていうのがあったんです。
自分自身が家に居ても、この“悶々とした容易じゃない気持ち、誰もわかってくれない”って、いつも、いつも、そう思っていた私っていうのがありました。
その時に、「こころ会」っていうことで、前原さんの方からお誘いがありました。「じゃあ、私も行ってみたい」っていうことで、つどいに参加させていただきました。で、自分のホントに、容易じゃない気持ちっていうのを、素直に、その場で話ができました。「私は容易じゃないんだよ」っていうのを聞いてくれた人がいたっていうのが、すごく嬉しく感じました。
月1回のつどいがホントに楽しみで、月に1回、行って、みなさんとつらい気持ちを話している自分なんですけども、でも、いろいろ、アドバイスなどをいただき、自分が考えて、“常に、息子を攻撃している自分だった”っていうところに気づきました。

それから少しずつ、“そうじゃないなぁ”って。“つらいのは、私じゃなかった”って、“息子だったんじゃないんか?”っていうことに……、“仲間に支えられて、私は本当に大事なことを気づかしてもらった”って。
それから、やはり、息子と会話、向かい合うっていうことを真剣に考えるんですけど、日々、こういう性格ですから、「このやろう」って、やっぱし、つい出ちゃいます。でも、“あー、違う、違う。少し押さえて、押させて”って、ほんのちょっぴりずつだけど、自分の気持ちをコントロールできるようになったのかなぁっていうところで、また1ヶ月後、みなさんと会う時間がありまして、「また、こうなんだ、ああなんだ」って。
ホントに、こんな自分の、そんなことを聞いてくれた仲間に支えられて、今があって、やっと、少しずつですけども、息子とある意味、こころが通えるっていうか……。息子との会話の中でも、自分がひと呼吸おいて、「あ、そうなん、そうなん」って。
気持ちよく、素直に「あ、そうなん」って、話が聞ける自分になりつつ、完璧ではないですけど、なりつつあったかなぁっていうところが、すごく、私はしあわせと思います。
ホントに、いろんな方に自分は支えられ、生きてきて、やっと、息子と向き合うっていうきっかけを自分で掴めたっていうところが、非常に、私はしあわせです。

 このしあわせを今、デイサービスの方のお仕事さしていただいているんですけども、お年寄りと関わっていく中で、やはり、おじいちゃん、おばあちゃんの気持ちを考えたら、やっぱし、会話。
みなさん、お時間ないっていうことで、“なかなか、話が聞く時間がもてないのかなぁ”とは思うんですけども、お話をちょっとだけ聞かせしていただくと、「あぁ、聞いてもらったねぇ」って。
笑顔になってくれるお年寄りがあったり、この自分でも、周りに対して、少しできることがあるっていうことを考えながら、今、仕事をさせていただいております。
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