No.42

青い空が青く見えるしあわせ。

福岡県筑紫郡 飛田里砂(43歳)

 父を自殺で亡くした話を、去年、しました。そのとき、会場から「娘を持つ父親としては、娘を大事に思っている」という話をしてくれる人がいました。
  私は、父が亡くなって九年以上経つので、自分の中では総括というか処理できたつもりでいたんです。でも、その言葉が、その日は、消化できませんでした。
  一日一日と過ごす中で、でも、あぁ、私は父に愛されていたんだなって思えるようになりました。生前、「末っ子のお前がよく子育てを頑張っているな」とか、何気なくかけてくれた言葉が蘇ってきたんです。そうすると、今の自分の人生が、すごく尊いものになってきて、あたたかいものになってきました。
  一年前と比べると、経済状態は変わらないですけど、自分のこころのあり方が全然違います。私のこころの姿勢が違って、私の周りにあるもの、周りにいる人が、みんな活き活きとして見えます。
  そして、今、私は、息子に、娘に、主人に、愛してる、いとおしいと言えます。
  大切な人には大切って。ありがたいと思うことにはありがたいって。うれしいことはうれしいって。きついことはきついんだよって。言いましょう! 毎日が変わってきて、人生が変わってきて、本当に楽しいです。
  以前、「花がキレイに見えることがしあわせよね」という話を聞きました。そのときには “はぁ? ナニ言ってるの?” と思ったんですけど、今はその人のその言葉に同感です。
  青い空が青く見えることが素晴らしい。いろんな人と集えることが素晴らしい。そう思える私になったことが、しあわせです。

(2009年3月 九州会員ブロック大集合)

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